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  • 執筆者の写真のじょみ

フルリモート入社&勤務&退職をして想ふ事




Namasteでございます。

ついにあっという間に外資ITでの最終日を迎え、ぷー太郎期に入りました。のぞみです。




Instagram にも書いたのですが、

外資だからなのか、IT業界がそうだからなのか、皆さん本当に親身でフレンドリーで

やりたいことやれ!とか退職しても飲みに行こうねとか、気が向いたら戻っておいで、まで

転職することに後ろめたさが無いという経験が初めてでした。

(これまでは逃げるようにして最終日を迎えていた)




そういう意味では外資ってマインド面はめっちゃ心地が良いなあ…と思うものの

普段の仕事のやり方は自分には合わなかったので、次にいきましょう…!!




ということで、昨年冬に入社した会社ですが、実は入社&勤務&退職までフルリモートでした。

9ヵ月間、出勤したのは4回くらいです。新しい働き方、すごいですよねぇ。しみじみ。

巷でもリモート勤務のよいところ、悪いところといった話が沢山ありますが

こんな経験二度と無いような気もするので、自分的にはどうだったか、まとめてみました。





 



フルリモート入社の実態


まず、採用について、わたしは面接3回ともがリモート(Teams使用)でした。

2回目の直属上司との面接以外は何故か私だけが顔出しという謎の羞恥プレイ。笑

わたしはcandidateなので顔を出すのは自然かな、と思っていますが

いつかは顔や見た目では判断しない面接の時代も来るのでしょう。。

(そもそも海外では履歴書に写真や性別情報も付けないですしね)




そして内定をもらって、入社日に提出する書類をもらって入社日当日は会社に行きました。

その当日は上司からチームや仕事についてのレクチャーがあり、飲み会して終わり!という普通の入社日でした。(あの時は緊急事態宣言も何も無かった、、なつかしい涙)

すでに会社がフルリモートを推奨していたので、ほとんどひとはいませんでした。





そして翌日から早速、ひたすら怒涛のリモートワーク

わたしはインサイドセールスをしていたので、毎日何かしら電話を掛けるので家以外では仕事が出来ず、本当に家に閉じこもっていました。

うちはダイニングソファなので腰の痛みと戦いながら、e-learningや会議参加、メンターの先輩を通してキャッチアップの日々でした。




◎フルリモート入社で良かったこと◎


  • 面接に行かなくて良かったので前職の勤務中にできた(個人的なメリット、です)

  • 入社日の余計な他部署などへの挨拶周りが無い



×フルリモート入社で良くなかったこと×


  • 入社日にチームのひとに会えなかった

  • 入社後、何をすればいいのか不安になる(直後は焦らなくていいとは思いますが)

  • 入社した実感が無い(挨拶周りが無いとね…昭和かw)




フルリモート勤務の実態


勤務を開始して戸惑うのが分からないことが発生したときの対処や人間関係の構築でした。

これにはずっと苦労していたのですが、幸いにもメンターでついてくれた先輩が根気強く私の細かい質問から愚痴まで(笑)付き合ってくださったので私はなんとか早めに追い付けたかなと思います。。

毎日30分くらいの電話に応じてくださった先輩にはまじで感謝しかないです。

メンターの先輩に聞きすぎて or 前にも聞いた気がして恥ずかしい場合は他のチームメンバーにもチャットしていましたが

これをすることで、チームに存在感を浸透させることが出来たようにも思いますし(ただの質問攻めですがw)

質問以外の雑談を通してお互いを少しずつ知ることも出来ました。




これに繋がりますが、会社内での人間関係の構築も同じように難しさがあって。

この会社のインサイドセールスは、案件を見つけたら営業担当とコラボして案件を進めていく体制だったので

まず営業のひとと何かしら良い関係を築けないと仕事そのものが難しかったです。それを初っ端からリモートでしろという拷問。




なので、同じように何かを共有するときは電話で伝えるようにしていました。

チャットやメールでも良いのですが、ニュアンスも伝わり切らないし、打つより話した方が早い(ただの忙しい人)のもあって

あとは自分の人となりを伝えるべく、大体電話で共有しました。

会えないからこそ、距離を縮める努力的なものも必要だったかなと思います。

(あと、この会社は外資なのに人間関係が超ウェットだったのでやった方が良さそう、と判断しましたw)




逆に、営業さんからもそのようにしてくれるわけでは勿論ないので

知らないところで営業さんが進めていた、とか、どういう意図でこんな風に言う or 動いているんだ?私はなにをしたらベストなんだ?みたいに邪推してしまうことも多々ありました。

そう思ったときは素直にわかりましぇーん!と電話してしまえばいいのですが

それが他部署の部長のときは曲者すぎて、直接聞くなんて到底できず。。

なので、根回し of 根回しで誰かに動かしてもらうとか、そういうbest めんどくさい of めんどくさいは多々ありました。苦笑




仕事では細かいことを工夫したり、気を遣ったり、ナチュラルな業務面以外で精神力を使うことがめっちゃ多くてしんどかったし

自分にとってストレス負荷が大きすぎたので、プライベートとの切り替えをすることがずっと苦手でした。

タスクも山のようにあるし、数字も求められるし、業後にプライベートモードに切り替える術も持ち合わせていなかったので、常に疲れていて。

これまで自分は、オフィスに向かう or 出る、でオンオフを切り替えていたことにも気づいて、

そもそも自分にフルリモートは合うのかな?と疑問に思うようにもなっていました。

終いには、リビングの食卓で仕事をしていた時はプライベートの食事中も仕事の感覚が抜けなかったので

彼氏のひとにお願いして、別室に仕事用のテーブルと椅子を作ってもらいました(ありがたや)




とはいえ、プライベートの面でいうと、夜型人間のわたしには有難いことに

朝は始業時間ギリギリまで寝ていられるし(最終的には始業してからシャワーw)

余裕があれば途中で散歩に出かけられるし、医者に行ってもいいし

電話の時以外はBollywood音楽爆音で「ながら仕事」もできたし

早めに切り上げても何も言われないし(それが出来たのは辞めるとなってからでしたが)

プライベートのpreferenceや用事を介入させることができたのは逆に有難いポイントでした。




◎フルリモート勤務で良かったこと◎


  • 朝早く起きなくて良かった

  • 面倒な化粧をしなくて良かった(しかし化粧しないとシャキッとできないw)

  • 満員電車に乗らなくて良くなった(この時期だとコロナ対策も兼ねられる)

  • 服もどうでも良くなった(しかし部屋着ではやらない。切り替え大事)

  • 途中で散歩や病院も行けた(平日なので空いている)

  • やることを終わらせれば業務時間は関係無くなる

  • 集中したいときはめっちゃ集中できる


×フルリモート勤務で良くなかったこと×


  • オンオフの切り替えができなかった(特にオフ。自分で切欠を作れれば良かった)

  • 社内の適切な質問先や窓口が分からなかった(業務マニュアルがしっかりしている会社なら大丈夫かと)

  • 社内の人間関係を作ることが難しかった(入社からフルリモートの場合は特に)

  • 頻繁に邪推してしまった(分からないなら直接聞きましょう。。)

  • 他の人がどんな仕事をしているか全く見えなかった

  • 人生最大の運動不足になった

  • 愚痴や不快感をすぐ発散できなくて溜め込んだ




フルリモート退職の実態


転職を決めて、1ヵ月後に辞めます、と上司に電話で伝えてから

時間も無いし、あれよあれよとスムーズに3日くらいで退職プロセスは完了しました。

(外資だからか、引き止めもそんなに無く。外国の上司からはあなたをこのポジションにしようと思っているから残らないか?という打診はありました)




これに限っては、外資であること以上に職務柄(インサイドセールス)と考えますが、引継ぎが本当にシンプルでした。。

自分で持っている案件で、進んでいるものは営業さんが推進しているし、お客さんmatterで進んでいないものは営業さんに共有した上で一旦クローズしてしまえば良いし

わたしが時間をかけてやっていたのは業務テンプレートの共有や、情報資料の作成でした。完全にボランティア業務ですね。

もう辞めるんだから働かなくていいよ!とかなり多くの方々に言っていただいて、勿論そうしても良いと思います。何してても金はちゃんと来るんだし。笑

ですが、自分的には体制構築中のチームに何かしら還元・貢献できないものかと。。

偽善者マインドかもですが、皆忙しすぎるのでテンプレ化とか情報まとめが十分にできていなくて非効率だろうな、と思えたので

そこでやれることはやって差し上げて爪痕残しとこう、と思っていました。(ありがた迷惑だったら素直に申し訳ないw)




最終日に重い24インチモニター抱えて出社して、諸々返却したことくらいが(体力的に)大変でした。

しかも、何故か午前中にPCスマホを返却せよ、とのことで

最終勤務日は午後から音信不通になりました。最終勤務日の定義とは。笑




そしてびっくりだったのが、人事の方に最後にランチに連れて行ってもらいました。

普通、退職者って人事(しかも採用担当者)からしたら悪者じゃないですか。金と労力を掛けて雇ったんだから、裏切り者みたいな。

ですが、そのかたは個人として中立で最後まで本当に良くしてくれて。。

勿論、お互い力不足ですみません、という話はしましたが、それでも出会えたことをご縁として捉えてくださっているのが新鮮すぎて驚きで震えました。

会社は関係なく、個人としてひととどう付き合い向き合うか。それを垣間見た出来事でした。




◎フルリモート退職で良かったこと◎


今回は外資、かつインサイドセールス職という要素があるのであくまでわたしの場合ですが


  • 引継ぎを事細かく管理されなかった

  • 自分の裁量で引継ぎが出来た

  • 退職時面談もリモートなので緊張しすぎず素で話ができた


×フルリモート退職で良くなかったこと×


  • 会社に誰もいないので退職の実感が無い(悪いことではないかも。ただのエゴ)

  • PCやモニターなどの設備を会社に持っていって返却しなければいけない


 

長くなりましたが、9ヵ月間で体験したフルリモート入社&勤務&退職のお話でした。




これから世界で、日本でフルリモートが標準化するのかどうかは未知だし、会社や職種に因ってくるとも思いますが

上記はコロナ禍でないと体験できなかった働き方だったようにも思います。

(ちょうど会社のオフィスも縮小してリノベーションもしていたので)




次は実はフル出勤です。対局すぎる(笑)

しかもオフィスでの勤務は1年半ぶりです。インドでのぷー太郎と、日本でのフルリモート期間。

オフィスでちゃんとした姿勢で(笑)、人の目を気にしすぎず、電車に乗って往復することがちゃんとできるだろうか。。。

多少の不安はありますが、いつだって慣れの問題だし、リモートにしたいと思うことが万が一あれば交渉やら転職やらすればいいし。

ひとまずオンオフはしっかりつけて、オンのときは全力で楽しみながら働きたいです。




ランチも楽しみですね♡ 

インドカレーばっかり行きそうですけど(笑)





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