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  • 執筆者の写真のじょみ

夏の幻





Namasteでございます

毎度Uberで車酔いしてしまうのでも専らリキシャに乗ります のぞみです




今日はお昼にオフィスを出てランチに行った際

風の香りがふわっと、夏の香りに変わっていることに気が付きました

この目まぐるしい瞬間に、街は季節を越えたんだね





以下、悲劇のヒロインになりきって書き連ねるので覚悟してお読みください。






なんとか、今や元彼氏のひとから、昨夜電話がきました

コンタクトが取れなくなった半年前がやはり始まりだったのです






インドに行ったくせに、文句ばかりだし悩んでせかせか忙しくしているわたしに

試験勉強で追い込まれてつらかった彼は、頼りたいと思えなくなったようです

ちゃんと話し合おうとさえも思えなくなった

電話も、メールも、うざい すべてうざい

それが半年間の、無視の実情でした






そして彼は難しい試験に合格した

さあ、もう夢を掴んだ、いらない女は消そう






ずっと、ひたすらごもごもした文句口調で

最後に愛してるよ、と言いながら

のぞみはひとりで大丈夫だよね、と泣いたくせに

そんなのは気迷い、これ以上会っても言うこと無いし、俺の未来にのぞみはもう居なくなったから

もう二度と会わないよ、と






すごいよね、3年間だけど一応わたしは真剣にお付き合いしていた関係なのに

こちらの気持ちを一握りも考えず、ずるい、ずるい後出しじゃんけん、できるんだ

ひとじゃないよ あなたは 愛したひとじゃない





しまいには、インドに行くことは応援していなかった

逃げたいから行っただけなんだろう、と

わたしの唯一の自信を、軽々と、今になって、







殺していいですか







たしかにわたしも、彼がつらい時期に側に居てあげなかった

彼に相談事で頼りきっていた 勝手に心の拠り所にしていた 重かったよね

勝手にインド行ったし、いつもネガティブだし

なにも、彼のつらさを分かってあげられなかったよね

自分勝手だったよね ごめんね お疲れ様






いま分かって、良かった

本当に結婚して、子供も産まれて、そんなことになっていなくて良かった

赤の他人とはいえ、ここまでひとを無下にできる人間じゃない生き物と分かって、良かった

「昔は本気だったけどさ、俺も変わったんだよ、もう俺の未来にはのぞみは入ってないんだから、もう二度と会わないよ」

なんて、信じて待ち続けたひとに、口が裂けずに言えるひとと分かって良かった

良かった、良かった、これで良かった






もう、こんなひとに、わたしの大事な今を無駄にさせない

無理はしないけど、前を向いて、

沢山いるわたしの味方と

自分に自信が無くても這いつくばって頑張って生きているわたし自身と

きっと見てくれている神様と

幸せな未来を作っていけるから、大丈夫





大丈夫。






燃え続ける怒りの下火と、崩れ落ち続ける涙

時が解決してくれるでしょう、ちょっと、いつもよりちょっとだけ時間がかかるだけ

大好きなカフェに来て、大好きなシナモンの香りを嗅いで、

美味しいものを食べて、好きな服を着て、満足いくおめかしをして

そしてわたしは愛する土地で生きている

この目で、前を見るんだ






希望が 見えるんだ











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